11月17日(月)2014年
この9年間楽しい思い出が多くありましたが、嫌なことも多々ありました。
日本人は東日本大震災の時に見せた素晴らしい国民性とは別に独特の嫌な国民性も併せて持っていることを痛感するこの9年間でした。
一番の事件はやはり日本人による詐欺事件でした。
元パイロットと称したK氏は、マレーシア政府や王族関係者から壮大な事業を託されて、プライベートジェット機の空港と運航事業に将来莫大な利益が出るので投資をするようにとの話でした。私は何度もこの人間と我が家で食事をしたり、麻雀をしていたので、この人間の素性は分らないなりに、観察していてとてもそんな大きな仕事ができる人間には見えなかったので、話には乗りませんでした。
しかし、私の親しい友人2人がなんとこの男に騙されてしまい、1人は一流企業の退職金以上の大金を投資していまい、あと1人は滞在費用のお金500万円を騙されてしまい失ってしまいました。
結局、この人間はやくざまがいの取り立てやが、このメルの彼の家にも来たので、どこかに雲隠れしてしまいました。
もう一つの件は、NPOと称してロングステイヤ―のお世話をするという目的で、人を集めてこのマレーシアの各地を訪問するというものです。その後、このメルに住みながら日本人相手に
仕事をしようと企てていました。
活動的で、能力もあり私も色々とお世話になったのですが、そのやり方が余りに詐欺的ですぐに距離を置きました。
しかし、その後も何人もの日本人に実際の費用より多額の水増しをして請求しているのが分かり、一度我が家に呼んで、問いただしました。被害者の方から実情を聞き、差額を返却するように話しました。
結局、しぶしぶ差額を返却し、このメルには居られなくなり アイオーアイの方に移って行きました。
こうした日本人による日本人相手の詐欺はかってKLで住宅を購入する際に2000万円騙された例や、ペナンでは賭博に誘われて大金を取られたなどの例がありますが、このイポでも起きたということは、頻繁に起きる可能性があると言うことです。
最近耳にしたのは、やはりロングステイヤ―の先輩としてなんでも相談に乗るように誘い、世話をして謝礼を要求する人間がまた出てきたと言うので、要注意です。
家の賃貸契約や生活上の問題など、最初に来ると全く分からないと言う弱みに付け込んだ卑劣な行為です。
こうした問題は専門の会社(ハイビスカス)があり、あとのトラブルの解決にも迅速に対応してくれるので、いたずらにこうした怪しい人間には依頼しない方が賢明です。
まず、親切そうに近寄って来る人間には注意が必要です。どんな人間か周囲の人の意見を確認してから付き合うかどうか決める方が無難です。
本当に親切な方もいます。違いは謝礼やお金の話をする人かどうかです。
どうか、貴重な第二の人生を楽しく過ごすために、こうした嫌な事件に巻き込まれないように
してください。