クアラルンプールからイポーへ By片山喜代美

2013年9月10日(火)


私たちの海外で住んでみたいとの思いは、マレーシアのMM2Hを知ったことで具体化しました。KLでの1か月の体験生活を経てMM2Hビザを取得し、TTDI地域にある南国リゾートの雰囲気のあるキアラパーク・コンドミニアムに住みました。複数のガードマンに24時間守られ、コンド内には自由に使えるテニスコート、プール、バトミントン体育館、ミニレストラン等の施設があり、リッチな気分に浸りました。
生活を始めたころ、見るもの、聞こえてくるものすべてが新鮮で興味深々の日々を過ごしていました。しかし、ロングステイですから日本と異なった多文化、多宗教、多言語の混在するマレーの人々の中で生活を成り立たさなければなりません。私がまず直面したのは言葉の壁、そしてマレーシアの多層な社会や、宗教を重んじる生活習慣に基づく考え方の違いを感じ始めました。今となっては当たり前のことです。そこで私はマレーシアをあまり知らず「年金で豊かな暮らし」だけを考えていたことに気付きました。私は、もっとマレーシア社会や宗教、そしてそこで暮らす人々を知り理解することが、マレーシアで生活する上で大切だと考えました。また、日本流の考え方や見方は、マレーシア生活には持ち込み禁止だと思いました。

そんな時ありがたいことに日本語が話せる数人のマレーシア人とお友達になりました。その友人たちからマレーシア社会の宗教戒律、危険な地域や行為等マレーシアでの暮らし方の知恵を学びました。時にはお助けマンとして私たちをサポートしていただきました。
日本人の知人が「私たちはマレーシアに住まわせていただいているのだから感謝することを忘れないでね」と話された時、その通りだと納得しました。そんな暮らしの中、テニス、インデアカ、手芸のクラブ活動を通じマレーシア人や日本人のお友達も多くなり、夫婦ともども充実した暮らしが実現でき、あっという間に3年が過ぎました。

さて、イポーへの転居を考えたのは、主人が前々からゴルフを始めたいとの希望があったからです。日本に比べマレーシアはゴルフをするには良い環境にあります。ところが、KLは家賃、物価は勿論、ゴルフ会員権もインフレ傾向で上昇中です。年金収入でマレーシアの生活と日本の家のランニングコストをまかない、その上にゴルフの経費を加えるのは少しきついと感じていました。そんな折、知り合いから「イポーだったらゴルフを安くできますよ」との情報をいただきました。早速、イポーを訪問して調査を開始したのです。ゴルフ場、住み家、ショッピングセンター、病院、日本人会、そしてエージェント(ハイビスカス)と、車で走り回りました。特に、グロリアさんからハイビスカスのサポート内容の説明を受けて、イポーへの転居は可能だと判断しました。12月に調査開始、2月には転居という速さでイポーの暮らしが始まりました。このようにスムーズに転居できたのは、ハイビスカスのサポートが得られたのが大きかったと思います。
クリックして拡大今年の2月からイポーでMM2Hの4年目が始まりました。住まいはインピアナ
アパートです。KLの住まいから言えばランク落ちですが、このアパートの住人はマレー系、チャイニーズ系、インド系、のマレー人、そして日本人と多民族混在です。そんな環境を、私が「このアパートに住んで、やっとマレーシアに住んでる気がするわ」と言ったら、主人は「前からマレーシアに住んでるじゃん」と素っ気ありませんでしたが。
新生活は部屋つくりから始まりました。借りた部屋は真っ白い壁に黒っぽい家具です。私の好みではありませんので模様替えをすることにしたのです。これも楽しみの一つです。旦那の好みは置いておいて、自分の好みのお城を築くことにしました。白い壁には造花をアレンジして飾り、花の絵も飾り、そこへ蝶々を飛ばしました。黒い家具には花柄の布を次々と被せました。花柄のカーテンもつるし、不足している家具を白と木目調の物で揃えました。出来上がった部屋は老夫婦が住むと思えないメルヘン調になりました。マレーシアの賃貸物件だからできたのです。現在は部屋つくりも一段落し、ゴルフ、テニス、手芸クラブ、食事会と一週間があっという間に過ぎる充実した日々になりました。また、月1回のハイビスカスの美食ツアーも楽しみの一つとなっています。イポーに転居して、予想していなかった”得すること”がたくさんありました。ゴルフは勿論のことですが、物価の安さ、特に食事が安くておいしいこと、山々の緑に囲まれた風景、ゆったりと感じられる雰囲気などです。結果として、私たちのイポーへの転居は成功でした。

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